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surtout de table

10数年前、一目惚れして迎えた
田中恒子さんの薔薇の器
毎年バラの時期にテーブルに上がる

しなやかに重なり合う花びらは
柔らかな土のままかと

思うくらい

入れ子の小鉢になっていて
中心には塩か胡椒

中世ヨーロッパ のテーブルには
surtout シュルトゥと呼ばれる
センターピースが飾られた

鏡張りの台座や枝分かれした燭台
エレガントな装飾を施した
スープチューリンなど
豪華絢爛なそれは権力の象徴

塩こしょう入れも元々はシュルトゥのひとつで
当時、金銀と取引されていたほど貴重な胡椒を飾り備えておくため

バラの季節限定
ひっそりと咲く我が家のsurtout


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…艶やかな果実にはリキュールと程よいスパイスを…