パイ包み焼きとともに伝統的なフランス料理に挙げられる「舌平目のデュグレレ」

デュグレレとは歴史的に名を遺す料理人アドルフ・デュグレレ氏が考案した料理。

きちんと作ろうとすると舌平目をおろし、そのあらでフュメドポワソンをとり
コンカッセした野菜と共にブレゼ。
煮汁にバターをたっぷり入れてブールモンテで仕上げる。
かつてはホテルのメニューにもあったに違いない、古典的なフランス料理。
家庭で簡単に作るなら白身魚のお刺身用柵を２～３等分し、細かく刻んだトマトや玉ねぎと一緒に
出汁と白ワインで蒸し煮して生クリーム、バターで仕上げる。
柔らかく茹でたパスタを下に引くとソースが染みてとってもおいしい！

ところで、このお料理を作りながらひとつ腑に落ちないことがある。
舌平目はあの繊細な身と白さ、脂肪が少なく上品な味わいから
欧米では「海の女王」と呼ばれる高級魚。
なのに「Sole」靴底って・・・・
日本では下駄。
舌平目って呼んでもらえると高級感でるけど。

イメージのギャップが激しくて
もはや「靴底の女王」にしか見えなくなってしまった。