家を建てたときに植えたスチューベンはもう18年目。
気候のせいなのか樹齢のせいなのか、今年は房が小さいけれど落ち着いた甘さでおいしい!
最初の頃は、若さ弾けるダイレクトな甘さでひと房食べるのが精いっぱいだったけど
ワインのお伴にポツポツとつまんでいたら手が止まらなくなってしまう。
摘粒せずにほったらかしなので房の中まで小さな粒がみっちり。
鳥たちは実が青いうちはこないのに、そろそろ熟してきたなという絶妙なタイミングで味見しにきて、たちまち口コミで広がる。
そんな彼らに2~3房を献上してあとは収穫。
小さなお客さんと季節の実りを分け合う。
私にとって庭にぶどうを植えるのはひとつの楽しみに過ぎないけれど
彼らは人間以上に収穫のありがたみや喜びを理解しているようで
おいしそうに食べている様子を見るとなんだか嬉しい。
うちに集まってくれる方たちから、いつのころからか「この家はパワースポット」と呼ばれるようになったのは
食いしん坊な野生のお客さんがちょっとしたお返しをしてくれているのかもと時々思う。
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