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ラングドックをはじめ南仏でよく食べられる鱈とじゃがいものペースト。
鱈を牛乳で煮るのは、決してクリームシチューにしたいわけじゃない。
魚臭さを抜くため。
なんの飾り気もない地味なおつまみだけどフランス人は大好き。
じゃがいもの中からじわじわとにじみ出てくる鱈の旨み。
おしゃべりの邪魔をしない、なのにこの癖になる存在感。
長い間干されて耐え抜いてきた旨みは深い。
きっと日本人も大好き。

今回は手に入りやすい塩鱈で作ってみました。


南仏風 鱈とじゃがいものペースト ブランダード

●材料
塩鱈 130g 
牛乳 鱈がかぶるくらいの量
タイム、ローリエ  適量
じゃがいも 300g   オリーブオイル  適量
生クリーム 50cc
にんにく  1片   塩こしょう 適量
バゲット 適量

●下準備
鱈は流水にさらして塩抜きをする。

●作り方
1 鱈の皮をはがして大き目に切り分ける。

2 鍋に鱈、タイム、ローリエ、にんにくスライス、牛乳を入れて約20分弱火にかけ、煮上がったら鱈を取り出して骨を取りながらほぐす。

3 じゃがいもは蒸して熱いうちに2のにんにく、鱈と一緒にマッシュポテトにし、生クリームを混ぜ合わせる。
オリーブオイルでお好みのペースト状に仕上げ、塩こしょうで味を調える。
 
器に盛り、薄めにスライスしたバゲットトーストを忘れずに。
耐熱皿に入れてオーブンでこんがり焼いてもおいしい!

●ポイント
臭み抜きのタイムやローリエはセロリ、人参などに代えても構いません。
長期塩漬け・乾燥させたバッカラでぜひ本場のブランダードをお試しください。
戻す時間はかかりますが、保存食なので買って冷凍しておくと便利です。