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苺の季節。
子供の頃は、牛乳に入れていちごスプーンでざくざくつぶしたり
コンデンスミルクをべたべたかけたり
ホイップクリームをあわせたり。
ミルクとの相性は抜群。
大人になってからも
朝食にはもちろん、おやつや食後のデザート、
食欲がないときの晩ごはんには、苺とスパークリングワインだけでも十分。
おばあちゃんになったらまた、牛乳に入れてざくざくつぶして食べるだろう。
一生食べ飽きることのないフルーツ。

フレーズ・ロマノフはシンプルで贅沢で由緒ある苺の食べ方。
まず、美しくて形や大きさが同じものを選び抜く。
ヘタを取り、オレンジ果汁とグランマルニエで1時間ぐらいマリネする。
上質な生クリームに砂糖を加えてしっかりあわ立て、マリネ液を少しだけ加える。
ベリー皿に苺をきれいに隙間なく並べ、生クリームをちょぼんちょぼんと絞っていく。
せっかく選びぬいた苺を愛でながら食べるため、間違っても生クリームは上にかけてはいけない。
ロマノフクリームはマスカルポーネを合わせたイタリアンなものがほとんどだけれど
このクラシカルでシンプルで、苺にふわっとまとわせた
グランマルニエの風味がなんとも優雅で好きだ。
大好物だったのは、ロマノフ王家の最後の王女アナスタシア。